彼女と夢を語り合うのはとても楽しいんです
最近、できた彼女。もう毎日彼女のことばかり考えている。「どうやって知り合ったんだよ?」と周囲の男子からは聞かれるが「まぁ、友人の紹介でさ」なんて答えている。しかし、本当は出会い系サイトで知り合ったわけ。「出会い系サイトで知り合ってさ」なんて言うと「なんだよ、それ」なんてバカにされるからあえて言わないけど。でも、素晴らしい出会い系サイトをあまり周囲には教えたくないっていうのも本音かな。
彼女、美沙と出会ったのは、たまたま暇で登録した出会い系サイトで一ヶ月前のことだった。出会い系サイトというと「割り切り」っていうか体の関係だけってイメージだったんだ。そのときも、ちょっとムラムラしてて誰か相手いないかなぁって思ってたときだった。出会い系サイトで彼女を作るっていうのは無理なんじゃないかなって先入観を持っていたわけ。
でも、美沙は違っていた。彼女はエッチしたいわけじゃなくて、単純に友人を募集していただけだった。「そんなヌルい関係はごめんだな」とスルーするはずだったが、あるマンガのタイトルが見えて手が止まった。「なかなかマニアックなマンガが好きなんだな。俺も大好きだけど周囲に知っている人がいなくてつまんねーって思ってたんだよな」気づいたら俺は美沙にメッセージを送っていた。それから、二人のやりとりが始まったわけ。正直、出会い系サイトってこんなにもプラトニックなものなんだって思わなかったな。お互い共通する趣味があったからか、俺と美沙はすぐに仲良くなった。しかも、お互いの夢を語り合う間柄まで急発展。美沙は声優になりたくて専門学校にも通っていた。それで、俺といえば絵が描くことが大好きでマンガ家になりたいって思っていた。そんな二人だから話が盛り上がって盛り上がってノンストップ状態。お互いの夢を応援する仲にもなって、気づけば実際に会って恋人に。
出会い系サイトって、ただヤレる相手を見つけるだけじゃなくてちゃんと彼女も作れるんだなぁって実感。